
ミニマリスト
という言葉を今初めて聞いた方もいると思います。
ミニマリストととは最低限のものだけで生活をしている人たちのことで、部屋にはテレビや本棚はおろか、ベッドまでもが無いという人までいます。
そんなミニマリストとして有名なしぶこと澁谷直人さんが5月に著書である「手ぶらで生きる。」を発売しました。今回は「手ぶらで生きる。」を読んで自分が感じたことや、読むべき!と思った理由を共有できたらなと思います!
目次
ミニマリストしぶとは?
ミニマリストしぶさんは福岡で一人暮らしをする23歳で、現在は家賃2万円、月の生活費7万円で日々生活を送っているそうです。
「手ぶらで生きる。」にはそんなしぶさんがミニマリストになった経緯や、現在の生活における考え方などが記されています。
率直な感想
率直な感想を述べますと、まじで読むべきだと思います。
大学(もしくは高校)を出て就職というのが当たり前になっている現代で、超近代的な考え方であるミニマリストがどんな生活をしているのかを知るのにもってこいの書籍です。
ただ、しぶさんも本の中で書いていますがあくまでこの本にはしぶさんの意見が書いてあるだけなのでこれを全て参考にして生活したり、全てに納得するのは違うのだと思いました。
特に前半部分に関しては、ミニマリストの考え方などが書かれているので参考になる部分が多かったです。逆に後半はあまり納得できない部分や自分だったら無理だなと思うこともありました。あくまで1人のミニマリストとしての形を書いているのだと思います。
個人的にホセ・ムヒカ氏について触れている部分があったのが嬉しかったです。
面白かった部分
- 私服の制服化
- 出口戦略
- 冷蔵庫なし
- 食べ物の定番化
- 収納は持たない
ミニマリストではない人が読むと衝撃的なことが多い本だと思いますが、私はミニマリストという言葉は知っていたのでそこまでびっくりはしないだろうと思っていました。
結論:そんなことなかった
ミニマリストってすごいです。ってことで本の中で自分が特に面白い、すごいって思ったところを紹介します。
私服の制服化
しぶさんの普段の洋服は
- ヘインズの白Tシャツ
- GUの黒のスキニーパンツ
- コンバースのオールブラックローカットスニーカー
- ユニクロuのコート
- ビルケンシュトックのサンダル
たったこれだけです。要は毎日同じコーディネートで生活しているんです。
本人曰く「毎日いろんな服をコーディネートする楽しみより、着る服を考えなくていい快適さが圧倒的に勝っている」らしいです…
自分には真似できない部分の一つです。
ただ考え方として「服の量を出来るだけ少なく」というのは私も実践していて、出来るだけいいものを数点という風に心がけています。この後の出口戦略にもつながりますが、いいものといいのは売るときに値が付くのでメリットがたくさんあります。
ただ本当に毎日同じ格好というのは自分には無理です…
個人的にミニマリスト向けかも?と思ったブランドを紹介した記事があるのできになる方はこちらもチェックしてみてください。
http://fmasyacolor.info/10yc/
出口戦略
出口戦略とは何かを失う(手放す)ときに経済的損失を出来る限り小さくするための戦略をいいますが、これに関しては本当に誰もが取り入れなければならないものだと思いました。
私自身「出口戦略」という言葉は知りませんでしたが、結果的には出口戦略に当たることをしていました。
簡単に言うと服を買うときは売るときに値が付くものを選ぶ(逆にこれに縛られすぎて本当に欲しいものが買えないのは良くない)ようにしています。
事実、一昨年に1万円で購入したアディダスのブルゾン(有名バンドサチモスのボーカルの人が着ているあれ)は1年後に8000円で売ることができました。自分が欲しいものを買って結局かかったのは2000円。ある意味ユニクロやGUよりも安かったりするんです。
しぶさんは使いかけの口紅を例えにしていますが、要はどんなものでも現代にはヤフオクやメルカリといった個人が値段をつけて他者に販売するサービスが沢山あるのだからそれをうまく利用していくべきだと言っているのだと思います。
冷蔵庫がない
これは本当にすごい。
だって冷蔵庫ないんですよ?笑 しぶさんは常温保存できるものやその日食べるものだけを毎日購入するらしいので衛生的には全く問題はないのでしょう。それにしても毎日の買い物が大変だし、安売りの日にまとめ買いとかしないのでしょうかね…
食べ物についてはその日食べるものしか買わないというのは実践している人はいそう…でも飲み物は??
しぶさんは普段から常温のものしか飲まないから大丈夫(常温の方が健康にいい)とのことなんですが、この暑いのに常温の飲み物はもちろん家にアイスを買ってきて保存できないって言うのはキツすぎです…
毎日の食事は1食でメニューも定番化されているらしく、内容はサーモンなどの鮮魚、アボカド、玄米やサツマイモなど、野菜スープの4品。1日1食で毎日のメニューが同じなんて自分には無理です泣(1日1食とはいえプロテインなどで栄養をとっているらしいです。)
このように食事にもこだわりを持っているしぶさんですが、かなりの「健康オタク」だそうで、そんなところからもこのこだわりが生まれているのかもしれませんね。
食べ物大好き人間の私にはとても無理な話でした…
収納は持たない
「収納があるからものが増える」
この考え方は私にはなかったです。
しぶさんは部屋に収納をもちません。もともと家に備え付けられているもののみで、棚を買ったりはしていないのです。
普段着ている服はつっぱり棒にハンガーで吊るして綺麗に見せています。でも下着や靴下は?と思う方もいると思います。
下着や靴下はトラベルバッグにまとめているそうです。
収納にもなるしそのまま持ち出して出かけることもできる。これは真似しようと思いました。
まとめ
この本のおかげでミニマリストという暮らしについて深く知ることができました。
普通に暮らしている人からすると「辛そう」「我慢が大変そう」とか思うかもしれませんが、重要なことは彼らは一つも我慢していないということです。
自分自身の幸せを追求した結果ミニマリストという暮らし方に行き着いただけでそれによって幸せが妨げられることはないのだと思います。
冒頭にも書きましたが、ミニマリストにもたくさんの人がいてそれぞれが違うスタイルで生活をしています。「手ぶらで生きる。」はあくまでしぶさんのミニマリストとしての考え方を書いた本なのでしぶさんの考えを知った上で自分のスタイルを生み出していくのが大切なのかもしれませんね。
ミニマリストではない私が読んで、こんな暮らしや考え方があるんだととても参考になる内容でしたので、ミニマリストの人もそうでない人もぜひ読んでみることをお勧めします♫